2010 Fiscal Year Annual Research Report
IRTを援用したプロトタイプ理論にもとづく語彙テストの開発
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20520516
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| Research Institution | Mejiro University |
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Principal Investigator |
上田 倫史 目白大学, 外国語学部, 講師 (30343627)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野 美知子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (70148229)
筒井 英一郎 広島国際大学, 外国語教育センター, 講師 (20386733)
近藤 悠介 立命館大学, 外国語教育センター, 講師 (80409739)
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| Keywords | 語彙テスト / IRT / 語彙 |
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| Research Abstract |
本研究の目的は、日本人英語学習者が良く間違える意味(概念)の良く似通った英単語軍、(すなわち学習過程における概念の際カテゴリー化を必要とする単語)をしらべ、その様な概念の違いを区別する能力を、すなわち、深い単語の知識を測れるテストの開発をすることが目的であった。22年度においては前年までの研究成果を踏まえて、実際にウェブで解答のできる語彙テストを2セット作成した。一つ目は基本的な形容詞をターゲットとした問題を作成したものであった。日本語の「高い」「大きい」「広い」などの意味を持つ形容詞を選び問題項目を作成した。また、深い語彙知識の一つである古ロケーションの知識を測る問題も作成した。ここでターゲットとしたコロケーションは基本動詞にかかわるものだけを選んだ。これらのテストを100名程度の日本人英語学習者に解いてもらい、IRTを用いて項目の精選を行った。3年の研究の結果4つのテストを開発することができた。しかしながら、概念の再カテゴリー化を必要とする語彙であり、かつ初学者にも使用可能という観点から作成を行った今回開発した語彙テストは項目数は非常に限られたものとなった。しかしながら、このような概念の再カテゴリー化という観点からの語彙テストは非常にまれであり、実際の語彙学習の際には必要な学習プロセスであることを考えると、本研究の成果は語彙指導、英語教育に資するところ大きいと思われる。
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Research Products
(2 results)
