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2009 Fiscal Year Annual Research Report

中国人留学生の言語応用能力と社会適応に関する実証的研究

Research Project

Project/Area Number 20520528
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

楊 立明  Waseda University, 国際教養学術院, 教授 (10267354)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中村 みどり  早稲田大学, 国際教養学術院, 助手 (30434351)
池上 摩希子  早稲田大学, 日本語教育研究センター, 准教授 (80409721)
周 飛帆  千葉大学, 言語教育センター, 准教授 (80270867)
Keywords言語応用能力 / 社会適応 / 受入れ環境 / 協同的作用 / 進路志向
Research Abstract

日中両国間の留学政策は今や転換期に差し掛かっている。国際化、国内の少子化などに対応し、90年代以降日本の大学では留学生の受入れを積極的に行ってきた。しかも、近年留学生の日本国内での就職率が上昇し、その過程において留学生の学校生活のみならず、日本社会に適応するための教育および研修などもまた必要とされてきている。
本研究では、日本の大学の学部に在籍する中国人留学生を英語能力と日本語能力によリグループ分けし、各グループの学校生活、社会生活、キャリア形成といった異文化適応の諸側面における意識、実態、満足度を調査・比較する。また彼らが就職した後の追跡調査も行ないたい。これらの作業を通して、留学生の生活実態を明らかにすると同時に、大学における留学生教育の現状を検証しながら、留学生受け入れに伴う諸問題の解明を目指す。
初年度の20年度では、中国人留学生を対象とした予備インタビュー(語学応用能力[英語・日本語]、社会適応度、生活実態と進路志望に関する質問)を行い、内容を文字化した上、インタビューを行う際の問題点の抽出作業を実施した。それに基づき、早稲田大学の新三年生を中心としたアンケート調査を開始。回答データの入力と分析作業を同時に行い、典型事例に基づき、追跡調査の対象を絞り込んだ。
中間年度の21年度では、異なる言語能力に区分された被験者に対する追跡調査を実施した。統制群の学生の中から典型事例を抽出し、半構造化インタビューを行った。インタビュー内容を文字化し、被験者の言語応用能力と社会適応との相関関係を分析した。また、比較群を対象にアンケートを実施し、その回答データを入力、整理した上で、典型事例の選定作業を行った。統制群と比較群を比べた結果、キャリァ志向に大きな違いが見られ、これらは言語応用能力と経済背景の両面における相違に起因しているであろうことを示唆する。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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