2009 Fiscal Year Annual Research Report
ボランティア活動でのリーダーシップ経験を通した学習者能力と自信の育成に関する研究
Project/Area Number |
20520532
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Research Institution | Sugiyama Jogakuen University |
Principal Investigator |
JUANITA Heigham Sugiyama Jogakuen University, 国際コミュニケーション学部, 准教授 (50340170)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ROBERT Croker 南山大学, 総合政策学部, 准教授 (50387734)
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Keywords | 教授法 / カリキュラム論 / 自主的学習 / ボランティア活動 |
Research Abstract |
研究計画:2009年度の研究目標は以下の3点であった。1)名古屋市小学校の放課後に行うトライライト・スクール・プログラム「英語遊びボランティア」を行う大学生の訓練。2)当該ボランティア大学生のトワイライト・スクール・プログラムへの参加。3)学生のリーダーシップ、自信及びボランティアに対する熱意の発達程度についての評価を目的とした、学生の体験についての質的データー収集。 研究活動:2009年度の研究活動は計画通り行われた。2009年9月、杉山女学園大学と南山大学の15人のボランティア学生を対象に、児童心理学、幼年期言語習得及び小学校クラス管理について3日間にわたるワークショップを行った。2009年9月から2010年1月まで週に1~2回程度、継続して学生の訓練を行った。トワイライト・スクールでの実際の授業は2010年2月から3月まで行われ、毎週4校の名古屋市の小学校で13人のボランティア学生が授業を実施した。 データー収集:ボランティア大学生からの日録、インタビュー及びフォーカスグループを通して質的データーを収集し、初回データー分析を行った。また、国内会議1回と国際会議2回でプレゼンテーションを行った。 重要性:本研究は、日本の若者が異なる世代間のボランティア活動を通じて如何にリーダーシップスキルと自信を養っていくかのプロセスを探求する。その体験の理解を深化させることにより、本研究は他の大学においても同様のボランティアプログラムを進める手助けとなり、延いては日本のさらなる強固な市民社会の発達を促進する。
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