2009 Fiscal Year Annual Research Report
中学・高校用「生きた英語」音声教材のユーザ参加型共有システムの構築
Project/Area Number |
20520542
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Research Institution | University of Niigata Prefecture |
Principal Investigator |
茅野 潤一郎 新潟県立大学, 国際地域学部, 講師 (50413753)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大湊 佳宏 長岡工業高等專門学校, 一般教育科, 講師 (70413755)
峯島 道夫 新潟工科大学, 一般教養系, 准教授 (10512981)
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Keywords | 英語教育 / 教材開発 / 教育工学 / authentic English / オーラルコミュニケーション / 動画利用 |
Research Abstract |
本研究の目的は,中学・高校の英語教員に有益な「生きた英語」音声教材を,普通教室においても簡便に利用できる共有システムを構築することである。 初年度の研究を受け,2年次には次の2点をおこなった。 1.初年度でおこなった「生きた(authentic)英語」の再定義をもとに,引き続き,日本人英語学習者向けの「生きた英語」の音声ファイルを音声・動画ともに広く収集した。昨年度同様,外国語指導助手(ALT)や日本在住の英語母語話者が,原稿を用意せずに話す即興的(impromptu)なスピーチや会話を多く収録することを目指すとともに,アメリカ英語やイギリス英語だけでなく,他の多くの種(variety)の英語母語話者の音声収録もおこない,シンガポール英語や,米国留学経験のある日本語母語話者の英語を収録し,World Englishesの題材に利用可能な音声ファイルを作成した。また,英語が話されている場面(situation)の多様化を目指し,飲食店での注文の場面や機内放送といった,例えば高等学校オーラルコミュニケーションで多く取り扱われている場面の収録をおこなった。 2.収録された音声ファイルを教材共有システムを構築した。世界的に普及が進む汎用CMS, Joomlaを採択し,運用を開始した。また,高等学校において本研究で公開した音声教材を用いた実践を試行し,次年度にさらに複数の授業で実践する予定である。スクリプトの公開方法,音声ファイルに関連する教材(プリント等)の配布方法については解決すべき問題が残されており,これらの点を含め,最終年度に引き続きシステム構築をおこなう予定である。
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Research Products
(2 results)