2008 Fiscal Year Annual Research Report
小学生の英語の語彙知識に関する研究-音韻認識能力、文字知識、国語力との関連
Project/Area Number |
20520546
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
アレン・玉井 光江 Chiba University, 教育学部, 教授 (50188413)
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Keywords | Vocabulary Knowledge / Vocabulary Depth / Alphabetical Knowledge / Phonological Awareness / Japanese Competence |
Research Abstract |
本研究は日本人の幼児・児童を対象とし、彼らの語嚢知識の発達について研究することを目的としている。語彙は第一言語、第二言語にかかわらず、一度に全てを学習するのではなく、何度もその単語と出会うたびに認識を深めていく。語彙知識に関してはreceptive knowledge, memory, conceptual knowledge, phonological knowledge, grammatical knowledge, orthographic knowledgeなど多くの知識が含まれるが、子どもを対象とした場合、これら全ての知識を測定することはできない。本研究においては、小学生が単語の音韻、正字法(づづり) 、意味などに関する知識をどのように習得するのかを量的、また質的に見ていこうとするものである 3年間にわたる研究期間の初年にあたる今年度は、具体的には次のようなことを研究した。1.英語の語嚢知識の深さを調べる。2.英語の語彙の音韻知識を調べる。 3.英語の語嚢の正字法の知識を調べる. 4.英語の語嚢の概念知識を調べる。5.英語の語嚢知識と音韻能力の関連を調べる。 6.英語の告発知識とアルファベット能力の関連を調べる。 また今年度は文献研究をすすめたが、EFL(English as a Foreign Language)環境における小学生の語彙発達に関する研究が非常に少なく、大人を対象とした研究と異なり、子どもを対象とした場合は音声テストが主になる。語嚢テストのうち音韻知識を測るテストとスペル知識を測るテストを小学5年生120名に実施することができた。また同被験者に音韻認識能力とアルファベット能力を測るテストも実施することができた。現在その分析を進めているところである。
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