2010 Fiscal Year Self-evaluation Report
Study on Handicraft of Imperial Household from Excavated Written Sources
Project/Area Number |
20520576
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Japanese history
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
FURUOYA Tomohiro Nagoya University, 文学研究科, 准教授 (70280609)
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Project Period (FY) |
2008 – 2012
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Keywords | 古代史 / 天皇 / 家産制 / 手工業 / 出土文字資料 |
Research Abstract |
本研究は、文献史学の方法に立脚しっっ、考古学が明らかにしてきた技術史的観点を重視し、両者をつなぐ史料として、出土文字資料、特に手工業生産の場で記される文字も検討の対象に据えながら、天皇の家産制的手工業のあり方を研究することを目的とする。 この目的を達成するため、次のような作業を行う。まず、主たる検討対象とする手工業の分野を(1)土器(2)瓦(3)金属器の三っに設定して検討を進める。方法としては、a手工業生産・流通・消費に関わる文献史料の調査、b各分野についての考古学・文献史学の先行研究の整理、c出土文字資料などとして得られる、手工業生産物自体に記された文字の調査、及び手工業生産物と伴出する出土文字資料の調査の三つを主要な作業とする。特に、(1)・(2)の窯業生産については、出土文字資料のうち、製品製作の過程で記される土器や瓦への箆書文字が、生産の実態を直接うかがうために有用な史料であるので、この調査を重視する。また、出土文字資料については出土遺跡の立地、出土遺構、伴出遺物の検討が重要なので、現地踏査を重視している。
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Research Products
(8 results)