2008 Fiscal Year Annual Research Report
辛亥革命以後における旗人社会の民族的帰属意識の変遷に関する研究
Project/Area Number |
20520619
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Research Institution | The University of Shiga Prefecture |
Principal Investigator |
ボルジギン ブレンサイン The University of Shiga Prefecture, 人間文化学部, 准教授 (00433235)
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Keywords | 辛亥革命 / 旗人 / 民族意識 / モンゴル / 満洲 |
Research Abstract |
本研究は、清朝という一つの帝国の枠組みの崩壊から中華人民共和国というもう一つの帝国(多民族国家)の枠組みの形成までの間に民族集団がいかに融合集散したかを辛亥革命以後の八旗集団の人人の足跡を追うことによって明らかにしようとするものである。そのために、初年度にあたる20年度はまず国内で資料調査を行った。その後6月にはモンゴル国で国際学会参加(学会発表した)兼資料調査を行った。7月には、内モンゴル中部のチャハル地域、河北省北部地域でフィールドワークを実施した。また9月には再度モンゴル国でフィールドワークを行い、国立アルヒブで資料調査を行った。そして9月下旬には中国の内モンゴル自治区の区都フフホト(かつての綏遠八旗駐屯地)、遼寧省などの地域で八旗子孫に関する実態調査を行った。 こうした国内資料調査や一連の現地調査の結果、内モンゴル地域や中国東北地域に暮らす八旗の子孫の今日的民族生活のありようをある程度把握することができた。その結果として『境界に生きるモンゴル世界-20世紀における民族と国家』(ユ・ヒョウヂヨンとの共編著)(八月書館、2009年3月)を出版することができた。
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Research Products
(4 results)