2010 Fiscal Year Self-evaluation Report
Production and Distribution of Bronze Ritual Wares and Its Implication for Understanding Social Change in the Yayoi Period
Project/Area Number |
20520671
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Archaeology
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Research Institution | 独立行政法人国立文化財機構・奈良文化財研究所 (2012) Nara National Research Institute for Cultural Properties (2008-2011) |
Principal Investigator |
NANBA Yozo National Research Institute Cultural Properties, Nara, 奈良文化財研究所・企画調整部, 部長 (70189223)
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Project Period (FY) |
2008 – 2012
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Keywords | 弥生時代 / 銅鐸 / 銅戈 / 青銅器流通 / 柳沢遺跡 |
Research Abstract |
銅鐸を中心とする弥生時代の青銅製祭器の生産と流通を分析し、弥生時代の社会変化を解明することを目的とし、以下の計画に基づいて研究を実施する。 (1)銅鐸を詳細に観察し、銅鐸群の抽出とその相互関係の研究を深化させる。特に、近畿式・三遠式の成立過程とその成立の意義の解明につとめ、倭王権成立前夜である弥生後期の銅鐸分布圏内の地域勢力の相互関係と、その発展段階についての研究を進める。 (2)扁平鈕式新段階における流水文銅鐸の系列の衰退と六区袈裟襷文銅鐸正統派の盛行が示す、銅鐸祭祀の展開を主導する集団の交代が、どのような社会変化に対応しているのかについて、考察する。 (3)菱環鈕式から扁平鈕式古段階における銅鐸の広域流通と土器や石器の広域流通の関係を検討する。 (4)弥生時代の青銅器の金属原料の産地の変化と、青銅器の型式や製作地の変化の関係などを検討する。
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Research Products
(4 results)