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2011 Fiscal Year Annual Research Report

市場化と規制化の日英政策比較:指定管理者制度とEAZ・CA

Research Project

Project/Area Number 20530124
Research InstitutionRitsumeikan University

Principal Investigator

小堀 眞裕  立命館大学, 法学部, 教授 (70253937)

Keywordsブレア / アカデミー / 学校選択
Research Abstract

ブレア政権下での新しい学校の種類である「アカデミー」に関しては、「イギリス教育政策における「社会的排除との闘い」の問題状況」(立命館法学2011年・333号)においてまとめたほか、今年の『日英教育学会紀要』に掲載する予定で、「アカデミー・財団学校をめぐる英国労働党の政治過程(仮題)」を執筆中である。
これらの論文では、主として、労働党内の学校選択制度拡大政策のアカデミー設置や財団学校設置を進めようとするトニー・ブレア首相と、それに疑問を持ち、議会採決などで造反した労働党議員たちの問題意識について書いた、ないしは執筆中である。ただ、いずれも、ブレア首相に非常に近いところで、学校選択制度の拡大という政策が出てきていることが特徴的である。また、学校選択の始まりという点では、1980年代末のサッチャー時代に遡ることになる。
そう言う意味では、英国における学校選択制の拡大は、明らかに政治主導であったのに対して、筆者の現在調査しているところにおいては、日本の品川区などでの学校選択制の拡大は、必ずしも中央政界の動きとはリンクしていない。むしろ、区の首長や議員たちの中での議論などが反映した形や、文部科学省の政策によるところが大きい。こうした日英における政策主体の違いが出てくる原因については、さらに検討したい。その文部科学省の政策自体が、どこから来たものであるかについては、新聞報道や研究雑誌などを現在調査中である。これらの日本の問題に関しては、2012年に立命館法学で発表を予定している。

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] イギリス教育政策における「社会的排除との闘い」の問題状況2011

    • Author(s)
      小堀眞裕
    • Journal Title

      立命館法学

      Volume: 333 Pages: 639-662

URL: 

Published: 2013-06-26  

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