2008 Fiscal Year Annual Research Report
OEECからOECDへの再編と「大西洋共同体」内の英米欧関係、1958-61年
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20530132
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| Research Institution | Mie University |
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Principal Investigator |
益田 実 Mie University, 人文学部, 教授 (40262985)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 浩之 愛知県立大学, 外国語学部, 准教授 (60362555)
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| Keywords | OEEC / OECD / 大西洋共同体 / ヨーロッパ統合 / 英米関係 |
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| Research Abstract |
本年度は研究着手初年度として、研究代表者がまず英国立公文書館収蔵のOEECからOECDへの再編過程についてのイギリス政府公文書類の予備的調査を、閲覧、デジタル画像としての撮影収集を9月におこなった。ついでその予備的調査の結果を、研究代表者と研究分担者が分析し、それを踏まえて研究代表者は12月に米国立公文書館におもむき、対応する時期のアメリカ政府公文書類の調査、閲覧、デジタル画像としての撮影収集をおこなった。ここで収集した史料類に再度、研究代表者と研究分担者による分析を加え、その結果を受けて研究分担者は3月に英国立公文書館におもむき、追加的なイギリス政府公文書類の調査、閲覧、デジタル画像としての撮影収集をおこなった。以上の作業からはOEEC再編構想の直接の期限であるアメリカ国務省によるイニシアチブに対して、イギリス政府は受動的な対応に終始した訳ではなかったが、実際の再編過程においてアメリカ政府側はイギリス政府の対応を重視しておらず、英米両国間には相当程度の意図のすれ違いがあったという状況が明らかになった。以上の資料収集活動と並行して研究分担者はOEECからOECDへの再編過程も対象に含む中間的な研究成果を下記単著書籍により公表した。また研究代表者もOEECからOECDへの再編過程に至る前史としてのイギリス政府の大西洋規模の米欧間での経済協力に関する姿勢を分析した中間的な研究成果を下記単著書籍により公表した。
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