2010 Fiscal Year Annual Research Report
中日経済の多部門計量モデルの構築と日本の対中直接投資のシミュレーション分析
Project/Area Number |
20530200
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
滕 鑑 岡山大学, 大学院・社会文化科学研究科, 教授 (40346408)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
房 文慧 敬和学園大学, 人文学部, 教授 (40319017)
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Keywords | 中日経済 / 中国多部門計量モデル / エコノメイトI-O / 中日接続国際産業連関表 |
Research Abstract |
本研究の目的は、第1には、中日経済のデータベースを構築すること、第2には、中日経済の多部門計量モデルを開発すること、第3には、同モデルを用いて日系企業の経済活動が両国の経済に及ぼす影響や対中直接投資に伴う技術移転などをシミュレーション分析することにある。22年度には、昨年度に続いて、モデルの理論的構成と定式化を検討している。とくに多部門モデルの研究蓄積が乏しい中国モデルについて、データベースの整備とともに改善、改訂を行っている。また、中日多部門モデルのデータベースの更新、改良を行っている。昨年度に検討したEconomate I-O(エコノメイトI-O)による産業連関表の早期推計法を用いて、2005年について新しい統計データを追加したり、推計方法を改善したりした上で、中日国際産業連関表(実質、2000年基準)を再作成した。
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