2008 Fiscal Year Annual Research Report
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20530209
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| Research Institution | Chuogakuin University |
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Principal Investigator |
宮阪 雅幸 Chuogakuin University, 商学部, 教授 (50255163)
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| Keywords | 経済政策 / 経済成長 / 経済統合 / 分配格差 |
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| Research Abstract |
本年度は、これまでに検討してきた一国レベルでの分配格差を考慮した経済成長モデルの構築に重点をおいて研究を行った。その成果の一部は、学会報告(日本地域学会・第45回年次大会)として公表した。
報告内容は一国の経済主体が政府と貧困層と富裕層からなる成長モデルを構築し、政府による最適税率の決定問題とその成長および各主体の厚生水準への影響などについて検討した。学会報告時における討論者などからのコメントを受け、さらにモデルの改善や検討を深める必要がある。しかし経済統合を検討する基本モデルとして展開できる可能性が確認できたものと考えられる。
現時点において公表するには至らないが、本年度における成果としては、1990年代以降の先行する成長モデルによる経済統合の理論的な展開の概略を把握し、分析を進められている点を述べておきたい。
当該分野の先行研究は製品多様化モデルによるアプローチに始まり、2000年以降には市場構造と企業行動に焦点を当てた国際ミクロ経済学的な視点からのアプローチ、政治・経済学的なアプローチなどに分類できる・本研究では政治・経済アプローチに基礎を置くものの、これまでの主な研究成果を吟味することにより今後構築するモデルに有益な視点を吸収できるものと考える。これらの研究成果については、平成21年度に公表することを予定している。
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