2008 Fiscal Year Annual Research Report
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20530215
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| Research Institution | Chuo University |
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Principal Investigator |
本庄 裕司 Chuo University, 商学部, 教授 (00328030)
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| Keywords | スタートアップ / 資金調達 / 変遷(変化) / 流動性制約 / 成長 |
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| Research Abstract |
本年度は,「文献・資料収集,先行研究サーベイ」「データ入手・整理」「モデルの設定」などを中心に当該課題の研究をすすめた.
まず,「文献・資料収集,先行研究サーベイ」について,「企業経済学(産業組織論)」「中小企業論」の分野を中心に先行研究をサーベイした.開業まもないスタートアップ期の企業(スタートアップ企業)を分析対象とすることから,開業の先行研究をサーベイしたうえで,これまでの開業研究を体系化してまとめた.こうした結果は,「開業のダイナミクス」として執筆した論文(平成21年度8月,刊行予定)の一部に反映している.また,中小企業の資金調達をサーベイし,スタートアップ企業の資金調達についてまとめた.
つぎに,「データ入手・整理」について,信用調査会社から購入した企業データをもとに,データの集計・整理を行った.現在,モデルを推定するためのデータセットを構築しており,次年度も引き続き作業を行う.とくに,生存分析に関する先行研究を参考に,倒産などによって観測期間中に消滅したケースを考慮して,こうしたことをコントロールしたうえで推定可能なデータセットを構築していく.また,データセットに含めることのできなかった主要株主などのコーポレートガバナンスについて,その影響をいかにモデルでコントロールするかについて検討していく.
さらに,「モデルの設定」について,資金調達に関する先行研究を中心にサーベイし,とりわけ,企業の最適資本や資金調達のあり方を含めたうえで,開業後の資本構成や企業成長をあらわすモデルの構築を検討した.
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