2008 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル企業の海外拠点におけるトップマネジメントの研究
Project/Area Number |
20530341
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
関口 倫紀 Osaka University, 大学院・経済学研究科, 准教授 (20373110)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
李 東浩 和歌山大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (40403224)
ラルフ ビーブンロット 神戸大学, 経済経営研究所, 特命准教授 (80403228)
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Keywords | 経営学 / 国際経営 / グローバル企業 / 海外拠点 / トップマネジメント |
Research Abstract |
研究初年度である平成20年度は、グローバル企業の海外拠点業績および全社業績に大きな影響を与える、現地拠点のトップマネジメントチームの特徴について、既存の文献やデータの収集、海外における情報収集を実施することによって理解を深め、年度以降の研究の発展がる理論的フレームワークの構築を行った。具体的には、企業の知識ベース理論(Knowledge-based view of the firm)および企業上層部理論(Upper echelons perspective)を主たる理論的基盤とし、グローバル海外拠点のトップマネジメントチームの人員構成が、グローバル企業内外における知識創造や活用プロセスと、トップマネジメント・リーダーシップの効果性とあいまって、海外現地拠点における業績に影響するプロセスを理論化した。そして、アーカイバルデータを用いて、理論的フレームワークの妥当性を検証するための予備的調査を行なった。さらに、わが国におけるグローバル企業の日本拠点のトップマネジメント任用に関するアーカイバルデータを用いた分析結果に基づく論文を作成し、海外の学会において研究成果報告を行なうとともに、海外の学術ジャーナルにおいて論文の出版を行った。これらの研究結果を、イタリア・ミラノや京都で行われた国際学会などにおいて報告すると同時に、関連する論文を執筆し、国内外の学術雑誌に投稿した。これら本年度の研究成果は、次年度以降にさらに本研究を深めていくさいの基盤となるものである。
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Research Products
(12 results)