2009 Fiscal Year Annual Research Report
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20530415
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| Research Institution | Takasaki City University of Economics |
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Principal Investigator |
阿部 圭司 Takasaki City University of Economics, 経済学部, 准教授 (70277771)
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| Keywords | 利益予測 / 新興市場 / 市場の評価 |
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| Research Abstract |
平成21年度は研究用データベースの構築とパイロットテスト的な分析の実施を予定していた.データベースの構築はアイフィス(株)が提供するコンセンサス予測データと日本経済新聞社が提供する経営者予測データの2つをメインとして経営者予測,アナリスト予測の分析用データベごスを2001年6月から2008年末の期間で作成した.
また,パイロットテストとして,経営者による利益予測の精度を分析し,その一部を論文にまとめた.論文では年次の決算短信で公表される次年度の利益予想を分析対象とした.分析対象となったサンプル数は最も多い組み合わせで19,349社・年である.
分析の結果,一部の先行研究で指摘されていた予想の保守化は一時的な現象であることを明らかとし,景気の変動と連動する可能性を指摘した.さらに,東証とJASDAQ市場ではJASDAQ市場の利益予想の方が楽観的であるという結果を得た.前年度実績との関連では,業績の悪化した企業の利益予想はより楽観的であるという結果を得た.
このパイロットテストは中間決算時の決算短信で得られる利益予想の変化を含めていないので,平成22年度はまず,パイロットテストを完了させ,経営者の予想の特性を理解した上で,アナリスト予想との比較,情報公表に対する市場の反応について分析を進める予定である.
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Research Products
(1 results)
