2010 Fiscal Year Annual Research Report
情報職業者のキャリア形成と「社会的能力の自己形成過程」の分析
Project/Area Number |
20530460
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
藤井 史朗 静岡大学, 情報学部, 教授 (00145971)
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Keywords | SE / 情報職業 / 生活史 / キャリア / 社会的能力 / コミュニケーション能力 |
Research Abstract |
平成22年度は最終年度に向けて(1)情報サービス業の近時の経営環境変化に関わる、世界的不況の現れ、主要自動車産業企業の動向、浜松における不況の現れとそれに対する商工会議所や市の対応方向などについてした。特に、(2)ホン二輪工場の熊本への業務移転め経過について、浜松製作所と熊本製作所、熊本県大津町へのインタビューによってしたまた、(3)浜松の中小企業の成長戦について4社(自動車部品製造業、菓子製造業、飲食業など)にインタビューを行った。(4)浜松におけるリーマンショック以降の不況と工場移転などの中小製造業企業への影響や対応方向についての調査についても準備作業を行っている。さらに(5)2007年、2008年の静岡大学卒業のホワイトカラー調査の分析・整理を行った。 この(5)の結果は、『フールドリサーチ2007・2008報告書』(2011年4月発行予定)所収の、「『静岡大学卒業生の生活史と職場生活に関する調査』一の意義と基本的分析視点」、「Bにする静卒生の生史と職場生活にする調査」結果、「製造業(関連)事業所従事の静岡大学卒業生の生活史に関する調査」結果、などとしてまとめた。そこでは、浜松において戦前戦後に生誕し、静岡大学(・工業短期大学)で学ひ、地元企業に努め、高度経済成長期を技術者として生きてきた調査対象者のキャリア形成や日常の社会関係の性格を浮かび上がらせることができた。 最終年度の調査に向けて、情報サービス業の近時の動向についての資料検討及び関係機関への調査を遂行中である。特に主なフィールドとして川崎市を加えた。
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Research Products
(3 results)