2008 Fiscal Year Annual Research Report
プロシューマーによる循環的支援関係のモデル構築に関する研究
Project/Area Number |
20530531
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Research Institution | Seigakuin University |
Principal Investigator |
相川 章子 Seigakuin University, 人間福祉学部, 准教授 (60383303)
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Keywords | 障害者福祉 / ソーシャルワーク / プロシューマー / ピア |
Research Abstract |
障害福祉分野における「プロシューマー」に着目した研究は少ないものの、関連領域としての「セルフヘルプ」「ピアサポート」「ピアカウンセリング」「オルタナティブ」などの概念による研究は多数みられる。福祉分野における「プロシューマー」は、これらの概念および理論的系譜によって生成されてきたものと考えられ、まずはこれらの用語および概念の整理を行う必要がある。 先行研究として主に精神障害者分野における「セルフヘルプ」「ピアサポート」等の用語および概念整理を行った。専門職との関係性においては、(1)協働をとなえるもの、(2)専門職排除をとなえるもの、それぞれの立場の系譜があり、そのなかで生成されてきた「プロシューマー」にも同様に両者の立場をとるものがみられる。 本年はさらに、聞き取り調査地の選定をして、プロシューマー22名(11事業体)とそれぞれの雇用主および専門職支援者(同僚)への聞き取りを実施した。聞き取りにおいては、縦断的変化を観察するために、一人の被調査者に対して3〜6か月おきに数回の聞き取りを実施した。詳細な分析結果は次年度以降に実施する。 先行研究については他障害を含めたさらなる整理の必要があるものの、プロシューマーを切り口に整理を行ったことに意義がある。
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Research Products
(2 results)