2009 Fiscal Year Annual Research Report
ボランティアコーディネーターの研修プログラムの開発に関する研究
Project/Area Number |
20530548
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Research Institution | Kogakkan University |
Principal Investigator |
守本 友美 Kogakkan University, 社会福祉学部, 教授 (70300332)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
立石 宏昭 九州産業大学, 国際文化学部, 教授 (10352014)
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Keywords | 社会福祉関係 / ボランティア・福祉NPO / ボランティアコーディネーター |
Research Abstract |
ボランティアが活動する領域は多様化し、活動者の年齢も広がりを見せている。また、当事者や、その家族による当事者組織、権利擁護の活動が活発になり、「共に生きる」社会の実現に向け、地域社会における実践活動を通して援助する者とされる者といった一方通行の関係が見直されている。つまり、両者の双方面の関係性こそがボランティア活動の基盤として捉えられるようになってきたのである。このような双方向の関係性を築くことができるようなボランティア活動を推進するために、推進機関・団体・施設でボランティアコーディネーターの資質が改めて問われている。そこで、平成21年度は、地域におけるボランティア活動推進の役割を担うボランティアコーディネーターの資質向上のために、どのような内容の養成・研修プログラムが求めちれているのか、プロゲラムのなかで何を強調しなければならないのかを、前年度きでの先行事例調査や社会福祉施設への調査、および関係機関へのヒヤリングを通して明らかにすることを目的として研究を進めた。その結果、養成・研修プログラムの課題として、(1)ボランティアプログラムに関する課題、(2)ボランティア募集に関する課題、(3)ボランティアの継続的な支援に関する課題があることが明らかになった。また、この課題を踏まえて平成21年度の三重県社会福祉協議会主催のボランティアコーディネーター養成研修プログラムの見直しを行い、企画・立案の方法、広報媒体の工夫の仕方を新たなプロゲラムとして付け加えた。また、実践力の向上を目指して夏の期間に他のボランティアセンターでの「実習」を行い、職員とボランティアとの協働の場面に参加し、その実践を学ぶ機会を導人した。
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Research Products
(1 results)