2009 Fiscal Year Annual Research Report
異文化間ソーシャルスキル学習の実験的セッションに関する応用社会心理学的研究
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20530570
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
田中 共子 Okayama University, 大学院・社会文化科学研究科, 教授 (40227153)
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Keywords | 対人関係形成 / ソーシャルスキル / 在日留学生 / 日本人ホスト / 異文化間ソーシャルスキル / AUC-GS学習モデル / 異文化間対人関係 / 友人関係 |
Research Abstract |
1. AUC-GS学習モデルに基づき、異文化間ソーシャルスキルのセッションを実施し、セッションでの反応を測定した。昨年度のセッションと同じ内容構成で、構成員は異なる。日本語がすでに堪能な学生は文化的解読に興味を示し、来日間もない学生においては不安低減が顕著であった。2. 昨年度実施セッションのフォローアップを行い、学習したソーシャルスキルの現実場面での使用状況と、セッションの有用性の評価を調べた。日本滞在が続いている学習者に、記述式質問紙による調査を行った。学校場面のスキルには実施の機会が多くいが、飲食など社会的場面については機会がなかったケースも見られた。文化的に理解する姿勢が取り入れられ、学習を興味深いと捉えていた。3. 在日留学生のソーシャルスキルの実施状況に関する質問紙調査を行った。簿文化の途の類似性はパフォーマンスにあまり影響せず、容易さや使用しやすさの肯定的影響が示唆された。4. 在日外国人留学生の友人形成のソーシャルスキルについて、中国人留学生に焦点を当てて事例的検討を行った。接近のスキルに差があり、関係開始に困難が認められた。5. 在日外国人留学生と交流のある日本人大学生に面接調査を行い、友人形成の過程を探索した。イベントから、日常生活の共有から、支援役割からの三種類の導入があり、関係開始のスキルは異なるが、関係の維持・深化スキルは比較的共通していた。
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