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2009 Fiscal Year Annual Research Report

獣医師の倫理と安楽死に関する意識調査:飼い主とのコミュニケーションを中心に

Research Project

Project/Area Number 20530578
Research InstitutionOsaka University of Commerce

Principal Investigator

杉田 陽出  Osaka University of Commerce, 経済学部, 准教授 (60268290)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 入交 眞巳  北里大学, 獣医学部, 講師 (70453511)
新島 典子  ヤマザキ動物看護短期大学, 動物看護学科, 准教授 (70422350)
Keywords獣医師 / 倫理 / 安楽死 / 意識調査 / 飼い主 / コミュニケーション / ペット / コンパニオンアニマル
Research Abstract

研究次年度にあたる本年度は、全国の臨床獣医師を対象に昨年度実施したアンケート調査のデータベースを作成し、その分析ならびに分析結果の発表を開始した。データベースの作成については、昨年度に引き続き、返信された調査票のデータ入力を行い、入力完了後にデータクリーニングを行った。返信された949の調査票の内、「小動物医療に携わっている臨床獣医師」という条件にあてはまらない17人が回答したものを分析対象から除外したため、今回の調査における有効回答者数は計932人(男性759人、女性166人、無回答7人)となった。こうして完成したデータベースを用いて分析を開始し、研究成果の発表準備に取り掛かった。今回用いた調査票には、獣医師の安楽死に関する意識や安楽死処置過程における対飼い主コミュニケーション行動を多面的に把握するために、テーマごとに作成した設問項目が盛り込まれている。この中から、まず安楽死処置過程における飼い主への対応に関する分析結果をまとめ、平成22年3月にヒトと動物の関係学会において口頭発表を行った。このテーマにおける分析結果では、処置前に飼い主の心理状態に配慮している動物病院は多いものの、処置後に飼い主の精神的ケアを行っている動物病院は少ないこと、飼い主への精神的ケア行動の有無や頻度には性別や年齢層といった獣医師個人の属性要因が関わっていること、同意書作成等の安楽死処置に関わる事務的な手続きの有無や頻度には、病院経営科目の受講経験といった獣医師個人の属性要因の他、動物病院の規模が関わっていることが判明した。平成22年度はこの分析結果を論文化すると共に、他のテーマについても分析を進め、その結果を発表していく予定である。また、調査協力者へのフィードバックの一環として、平成22年3月に調査データの集計結果の一部をホームページ上で公開した。

  • Research Products

    (2 results)

All 2010 Other

All Presentation (1 results) Remarks (1 results)

  • [Presentation] 安楽死処置をめぐる動物病院の飼主への対応に関する調査2010

    • Author(s)
      杉田陽出
    • Organizer
      ヒトと動物の関係学会
    • Place of Presentation
      東京大学農学部 弥生講堂一条ホール
    • Year and Date
      2010-03-07
  • [Remarks]

    • URL

      http://www.daishodai.ac.jp/~harrp/index.html

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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