2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20530698
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Research Institution | Teikyo Heisei University |
Principal Investigator |
阿部 彰 Teikyo Heisei University, 現代ライフ学部, 教授 (90054832)
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Keywords | 映画・映像史料 / 学習空間 / 人間形成 / 学習・教育環境 / 場面展開表 / 映像解析 / イメージ分析 / 映像情報データベース |
Research Abstract |
本研究では、当初から3領域の研究課題に並行して取り組むことにより研究課題に近接することを期し、一連の研究計画を進めてきた。3年計画の2年目に当たる本年度における、各領域での取り組みの経過とその成果は次の通りである。 第一は、人間形成と学習環境に関わる映像史料(映画およびTV映像)についての所蔵実態及び保存状態の調査活動である。本年度は、映画史料に関する若干の補足調査の外、TV映像への調査に主力を注ぎ、映画とTV映像を包摂する作品リストの作成を実現させた。 第二は、既収集素材及び新規収集の映像素材について、独自の技法による解析活動である。本年度の素材解析の重点がTV映像に置かれたことから、当該素材の視聴、分析の効率化、精密化を図るために所要の機器を追加購入して対応した。本年度の所要経費のうち、機器購入費が大きな部分を占めているのは、このためである。既存機材が映画素材中心で整えられていたため、同措置により格段に作業の能率と密度を向上させることができた。 第三は、映像素材の製作意図、視聴者の反響を精査することにより、当該映像が「学習空間」に係る研究において占める位置、役割を実証する取り組みである。調査対象の拡大に伴い、本年度も全国規模で実施し、独自の様式によるデータを収集、蓄積することができた。 本研究の成果は、調査研究終了後、著書による一括公開を期し出版準備中であるため、学会等での発表や論文発表は行っていない。
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