2009 Fiscal Year Annual Research Report
米国における公共管理システムの転換と学校指導者養成システムの変容
Project/Area Number |
20530714
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大桃 敏行 The University of Tokyo, 大学院・教育学研究科, 教授 (10201386)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牛渡 淳 仙台白百合女子大学, 人間学部, 教授 (30151856)
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Keywords | 学校指導者 / 公共管理システム / アメリカ合衆国 |
Research Abstract |
1研究会の開催 研究代表者、分担者、協力者がそれぞれの担当領域について検討を進めるとともに、研究会を開催し、(1)昨年度の米国マサチューセッツ州調査結果の分析、(2)今年度の米国カリフォルニア州調査に関わる事前の検討と調査結果の分析を行った。 2米国調査 カリフォルニア大学バークレー校、サンフランシスコ教員組織、オルタナティブ・ルートでの養成に関わったNPO組織を訪問し、大学での養成プログラムの革新やオルタナティブ・ルートでの養成などについて訪問調査を実施した 3研究成果の発表 以上の研究活動により、(1)マサチューセッツ州は大学だけでなくオルタナティブ・ルートによる養成も含めた課程認定を実施し、この認定では基準やアウトカムが重視されていること、(2)この認定制度の枠内で、独自の基準に基づき、各学校の課題に即して改革を指導できるリーダーの養成にあたっているオルタナティブ・プログラムがあること、(3)大学での養成に対して批判が出されるなかで、カリフォルニア大学バークレー校は実践的な資質の育成を目指すプログラムを実施していることなどを明らかにし、その一部を学会の研究紀要や大会で発表した。
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