2009 Fiscal Year Annual Research Report
知的障害者の生涯学習にかかわる地域ネットワークづくりに関する研究
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20530740
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Research Institution | Aomori University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
廣森 直子 Aomori University of Health and Welfare, 健康科学部, 助教 (40315536)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邊 洋一 公立大学法人青森県立保健大学, 健康科学部, 教授
西村 愛 公立大学法人青森県立保健大学, 健康科学部, 講師 (20405939)
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Keywords | 知的障害者 / 生涯学習 / 地域ネットワーク / 教育と福祉の連携 / NPO / ボランティア |
Research Abstract |
平成21年度は、知的障害者の生涯学習活動のネットワークづくりの課題を整理していくため、関係者による「地域ネットワーク会議」を立ち上げ、定期的に開催し記録をとった。全体的な研究計画の検討および実施のため、研究会を定期的に開催し、前年度に行った実態調査の考察、および研究上の課題を整理していくために必要な実態調査を行った。これまでの研究成果を大学雑誌、学会等で発表した。 1. 「地域ネットワーク会議」の立ち上げ、および運営:青森市をモデルとした地域ネットワークの実現のため、関係機関(特別支援学校、社会教育行政、手をつなぐ育成会、知的障害者関連施設)および個人(知的障害者にかかわる活動に携わってきた人など)に対して呼びかけを行い、ネットワークを立ち上げ、これまでに3回開催した。 2. 定期的な研究会の開催:学外の研究協力者の参加による研究会を定期的に開催し、実態調査の対象や方法の検討、調査結果の検討などを行った。[学外の研究協力者:山内修氏(前研究代表)、石岡れい子氏(県立森田養護学校教論)、加藤和仁氏(県立第二高等養護学校教論)、工藤睦美氏(県立郷土館)、以上2010年3月現在] 3. 県内NPO・任意団体調査:県内において、知的障害者を対象とした生涯学習活動を行っているNPOや任意団体を対象とした調査を行った。2005年度にも同様の調査を行っており、その追跡調査として位置づけられる。 4. 県内市町村教育委員会・福祉行政調査:市町行政を対象として、知的障害者の生涯学習の行政への位置づけについての質問紙調査を行った。 5. 県外の先進事例の調査:平成20年度の繰り越し予算により実施した。知的障害者の生涯学習活動を行っている、龍谷大学、鳥取オープンカレッジにおける実態調査、全国專攻科研究会における情報収集を行った。
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Research Products
(6 results)