2008 Fiscal Year Annual Research Report
大学生のキャリア発達に応じたキャリア形成支援プログラムの開発研究
Project/Area Number |
20530766
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
松井 賢二 Niigata University, 人文社会・教育科学系, 教授 (80199728)
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Keywords | キャリア発達 / キャリア形成 / 大学生 / プログラム |
Research Abstract |
本研究の目的は,大学生のキャリア発達の程度(個人差)を考慮に入れたキャリア形成支援プログラムを開発することである。そのために,20年度(1年目)に実施したことは以下のとおりである。 (1) 個々の大学生の4年間にわたるキャリア発達の様相を把握するためには,大学生のキャリア発達の程度を入学当初から4年間にわたって継続的(縦断的)に測定し続けることが必要である。そこで,本年度は、大学生のキャリア発達の量的側面を把握するために、まず大学1年生(男子178人、女子232人、合計410人)を対象に、主として個々のキャリア発達の程度を尋ねる項目とともに、高校時代に受けてきた進路指導の実態を明らかにする項目を盛り込んだアンケート調査を実施した。 (2) キャリア発達の程度と大学生活の過ごし方との関係を明らかにするために、大学4年生(男子8人、女子13人、合計21人)を対象に、インタビュー調査を実施した。その内容は、大学入学時からの約4年間の様子を振り返りながら、自分自身のキャリア形成にかかわる部分として、職業選択や就職活動にどのように取り組んできたか、その中での悩み(困ったこと)は何だったか、などを尋ねた。 (3) 現在大学においてどのようなキャリア形成支援が実際に行われているのか,そして,その効果はどうなのかを明らかにするために、国内の四年制大学(東京経済大学、明治大学、中央大学)ヘインタビュー調査を実施した。その結果、おおむね学生主体の取組が有効であることが判明したが、現在学生の実態に対応したキャリア形成支援の方策を検討中である。 以上のとおりであるが、現在アンケート調査やインタビュー調査の結果について鋭意分析中である。
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