2009 Fiscal Year Annual Research Report
大学生のキャリア発達に応じたキャリア形成支援プログラムの開発研究
Project/Area Number |
20530766
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
松井 賢二 Niigata University, 人文社会・教育科学系, 教授 (80199728)
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Keywords | キャリア教育 / キャリア形成 / 大学生 / プログラム |
Research Abstract |
本研究の目的は、大学生のキャリア発達の程度(個人差)を考慮に入れたキャリア形成支援プログラムを開発することである。そのために、21年度(2年目)に実施したことは以下のとおりである。 (1)個々の大学生の4年間にわたるキャリア発達の様相を把握するためには、大学生のキャリア発達の程度を入学当初から4年間にわたって継続的(縦断的)に測定し続けることが必要である。そこで、研究初年度である20年度には、大学生のキャリア発達の量的側面を把握するために大学1年生を対象に質問紙調査を実施した。その調査で回答した学生(男子178人、女子232人、合計410人)を対象に回答した学生のうち、2回目の質問紙調査に協力してくれる学生(21年度は大学2年生)を募集した。その結果、410人中117人の学生が2回目の調査に回答してくれた(回答率:28.5%)。質問紙調査の内容(項目)は、主として個々のキャリア発達の程度や進路選択に対する自己効力感を尋ねる項目などである。 (2)現在大学においてどのようなキャリア形成支援が実際に行われているのか、そして、その効果はどうなのかを明らかにするために、国内の四年制大学(金城学院大学、名城大学)ヘインタビュー調査を実施した。その結果、初年次からの取組や授業の一環として行うキャリア教育の実践が有効であろうと推測された。また、以前より特に就職が厳しいといわれる文系の女子学生に対するキャリア形成支援の方策を現在検討中である。 以上のとおりであるが、現在1回目と2回目の質問紙調査の結果や大学へのインタビュー調査の結果に対する分析・解釈に鋭意取り組んでいるところである。
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