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2010 Fiscal Year Annual Research Report

若年無業者問題の複合的構成の解明とオルタナティブな支援観の構築に向けた総合的研究

Research Project

Project/Area Number 20530781
Research InstitutionSakushin Gakuin University

Principal Investigator

山尾 貴則  作新学院大学, 人間文化学部, 准教授 (80343028)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 村澤 和多里  作新学院大学, 人間文化学部, 准教授 (80383090)
Keywords若年無業者 / ひきこもり / 心理的サポート / 居場所づくり / ニート支援
Research Abstract

1. 国内各地の若年無業者支援活動の調査
岐阜大学で開催された「第6回社会的ひきこもり支援者全国実践交流会in岐阜」にて開催されたテーマ別実践交流会「就労支援と仕事おこし」に参加した.ひきこもり状態から脱した若者たちが再び社会へと歩み出していく際に障害となる就労の問題について各地の事例を得ることができた.それらの事例では,実践者たちの様々な工夫により若者が従事できる仕事が創出されているが,地域社会の中でそうした活動をいかに認識させ,協力的な関係を築くことができるかということが共通した課題となっている.
2. 若者ミーティング活動を通した若者の変化
申請者らが研究開始当初から実践してきた若者ミーティング活動を通して,ニートやひきこもりといった状態にある若者において自尊心の欠如ないし傷つきが問題であること,その回復にとって同じような状況にある若者同士による語らい,しかも必ずしも討議的なものではなく,互いの言葉を認め合うような関わり合いが非常に効果的であることが明らかになった.また,そうした仲間同士が互いに刺激しあい,連れ立ってハローワークへ行ったりNPOの事務員として働き出すなど,現実社会への一歩を踏み出そうとする試みが集合的,同時多発的に生じることも明らかになった.
3. 地域社会の排除性への視点の浮上
だがその一方,それらの若者が社会へと再び一歩を踏み出そうとする際に地域社会がそれらの活動に非協力的な態度を示すことも明らかになった.そうした問題状況から,「若者の就労・自立をサポートし,若者を受け入れていく地域社会をいかにつくりあげていくのか」というテーマが浮上してきた.

  • Research Products

    (2 results)

All 2011

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 地域若者サポートステーションにおける若者支援活動の特質-とちぎ若者サポートステーションスタッフへの聞き取りから-2011

    • Author(s)
      山尾貴則
    • Journal Title

      作大論集

      Volume: 1 Pages: 251-267

  • [Presentation] 日本の学校教育相談とSC・SSW2011

    • Author(s)
      村澤和多里
    • Organizer
      北海道大学大学院教育学研究院日韓若者自立支援検討シンポジウム開催実行委員会
    • Place of Presentation
      北海道大学
    • Year and Date
      2011-02-19

URL: 

Published: 2012-07-19   Modified: 2014-09-19  

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