2010 Fiscal Year Annual Research Report
ケースメソッドによる文科系学生の数学的リテラシー向上に関する実践的研究
Project/Area Number |
20530836
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
小原 豊 立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (20375455)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 歩 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (10278484)
礒田 正美 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (70212967)
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Keywords | 数学的リテラシー / ケースメソッド / 文科系学生 |
Research Abstract |
研究着手三年目にあたる平成22年度における実績は以下の4点である。第一に,基幹校(立命館大学)内外における協力体制の更なる強化と,文科系学生に必須な数学的リテラシーに関する育成ケースの分析である。特に,統計的リテラシー育成に関して,その基本的なアイデア(「不確実性」,「誤差」,「平均」,「分散・分布」,「相関」,「推定・検定」,「偏差」,「回帰」)理解の必要性を確認し,同時にケースメソッドによる統計的リテラシー向上に関する教授実験の結果を数学教育学会2010年度秋季例会にて論文発表した。第二に,人文社会系及び理数系を対象とする数学ニーズ実態のコーホート調査及び基礎数学力・数学観に関する第三次ベースライン調査結果の分析である。特に,教員志望の文科系学生を対象として,その誤答分析傾向について,国際学会(International Conference of Educational Research Learning Community for Sustainable Development)にて論文発表した。第三に,数学ニーズ調査,数学観調査の各結果の分析・検証に基づく数学的リテラシー改善レクチャーの実施と文科系学生における特徴的な回答者に対するペアインタビューの再実施である。同成果は,平成23年度中に学術報告される。第四に,文科系学生の数学ニーズ調査結果に伴う指導プログラム案の改善及び国内外で収集したケースメソッド事例のテクスト化である。これにより本研究の総括的な研究課題を明確化した。
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Research Products
(3 results)