2008 Fiscal Year Annual Research Report
文法概念をイメージで想起する手法で場面に応じた英文産出を支援するという試み
Project/Area Number |
20530839
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Research Institution | Toyota National College of Technology |
Principal Investigator |
高橋 薫 Toyota National College of Technology, 一般学科, 教授 (90216705)
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Keywords | 英語教育 / コーパス言語学 / 社会言語学 / 文法構造 / 多変量解析 |
Research Abstract |
ブリティッシュナショナルコーパスを用いた社会言語学の研究を発展されて、場面に応じた英文の産出を支援するための情報を英語学習者に提供するための第1段階として、コーパスでの使用域間で、文法、構文上どのような差異があるかを分析することある。 同時に、これまでの絵解き英文法の理論をさらに高め、英語学習者に説得力を持って提供できほどのレベルアップをはかる。 前者については、コーパスを分析するためのソフトウエアーの開発を行っている。これまでのソフトウエアーの構成について、プログラマーとの内容検討を密にしてきた。これは、これまで筆者が扱ってきた社会言語学的指標に基づき、今後目的とする分析に適した流れ図を作成することから始まった。具体的な報告として、特定の動詞を中心に構文の解析をするツールの完成のめどが立ったため、今後の研究に生かせるものと期待できる。ただし、構文解説ツール自体の完成は、さまざまな問題点が予想されるので、これまでの筆者の研究により判明した特定の動詞を中心とした構文の解析に限定する。 また、今後教授法の中で融合することになる、絵解き英文法の理論については、幾分曖昧な部分があったが、それらについて大いに検討を重ね、規範文法の理論に反することなく、また視覚的に理解を促すものであるため今後、より多くの学習者の理解を深める手助けとなることが予想される。社会学的に区分されたレジスター(使用域)で絵解き英文法の視覚的な手助けが英語文章の円滑な産出になることを期待して今後2年間の研究に移行する。
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