2010 Fiscal Year Annual Research Report
文法概念をイメージで想起する手法で場面に応じた英文産出を支援するという試み
Project/Area Number |
20530839
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Research Institution | Toyota National College of Technology |
Principal Investigator |
高橋 薫 豊田工業高等専門学校, 一般学科, 教授 (90216705)
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Keywords | 英文法 / 基本五文型 / 英文産出 / 英語コーパス / 言語スタイル / レジスター / 英語教育 |
Research Abstract |
研究の目的は以下のとおりである。すなわち、学生の英語文章産出のさまざまな場面(日常生活、プレゼンテーション、エッセイ等のジャンル)では、それぞれに頻出する特徴的な文法構造があり、その場面に応じた文法概念の再学習をこの絵解き英語学習法により行うことによって、より円滑な英語文章産出が可能になると考える。まずは、絵解き英文法のアイディアを使い、場面別、ジャンル別にそれぞれ文法学習項目を編成して、それをパソコン等で提示あるいは学習するシステムを作りたい、というものである。そのため、普段の授業で構文のイメージを提示しながら教授できるようなパソコン上でのシステム作りを行う。また、広くインターネット上で公開して、学習者の英語文章産出を支援するシステム作りを目指す、ことにあった。 本研究では、最終的には、絵解き英文法の手法を用い、動画での文法説明からなる番組制作という発展的な成果を得るまでに至った。具体的には2時間からなる番組を東海地域でのケーブルテレビ配信と形をとることとなり、その後もストリーム配信により、学習者の文法理解の一助となったものと確信する。 また、その場面に応じた文法概念の再学習という点に関しては、最終的な分析まで至らなかったが、会話英語で意識的に活用すべき文構造について、番組の中ではより強調した形で解説することができた。 コーパスを用いた構文の分析については、今後も重要なテーマであり、引き続き研究を続けていきたい。
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Research Products
(3 results)