2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20530849
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
志民 一成 Shizuoka University, 教育学部, 准教授 (50320784)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今川 恭子 立教女学院短期大学, 幼児教育科, 准教授 (80389882)
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Keywords | 教材開発 / 幼児の声 / 歌唱教材 / 音楽教育 / 発声技能 |
Research Abstract |
今年度は、裏声を引き出すという観点で、子どものイメージを喚起しやすい歌詞、裏声を出しやすいメロディーや音域などについて考慮した教材の開発を進め、20曲程度の歌唱教材を試作した。その開発した教材を用い、ピアノ等の個人レッスン指導を行っている研究協力者に、幼児への指導を実施してもらった。指導の過程で、教材の改良も随時行った。教材の試行で得られた音声データや映像記録、指導の記録等を分析し、教材の有効性と指導法の評価を行った結果、裏声を引き出すという点において、かなりの効果が認められた。今後、音声データの機器を用いた音声分析を行い、声のピッチや、裏声・表声の換声点等のデータを分析する予定である。 また、静岡大学教育学部附属幼稚園において教材の試行を開始し、教材開発に当たった研究代表者と研究協力者が園に出向き活動を行った。活動の様子は、ビデオ映像とフィールドノートに記録した。本格的な活動はこれからだが、今後3年間をかけて、子どもの感性や想像力、表現力などにどのような影響を与えたかについても検証し、声の能力を引き出すためのカリキュラム・モデルの構築を目指していく。 さらに、今後、保育者自身に教材を活用してもらうために、曲の演奏サンプルを録音した音源を制作し、指導のための手引きを作成中である。平成21年度以降、さらに全国の幼稚園・保育所等で指導を試みる予定である。
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