2009 Fiscal Year Annual Research Report
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20530851
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| Research Institution | Mie University |
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Principal Investigator |
根津 知佳子 Mie University, 教育学部, 教授 (40335112)
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| Keywords | 音楽的経験 / 感性 / 暗黙知 / 音楽的対話 / モデル |
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| Research Abstract |
感性、コミュニケーション力、音楽的能力、認知力、情操などは、"音楽的経験"を通して培われると考えられているが、それらがどのように有機的に関連し、人格形成やアイデンティティの確立に関与しているのかを総合的に論じた研究は少ない。本研究では、"音楽的経験"には、どのような諸段階が存在するか、具体的な事例をもとに明確にし、その系統性をモデルにすることを第一の目的とし、前述した"力"等が、諸段階においてどのように輻輳しているかを分析することを第二の目的とした。
今年度は、様々なライフ・ステージの対象者との"音楽的対話"との実践の分析を行った。特に、音楽に携わる者(指導者、セラピスト、保育者、療育者)がどのように現実の文脈の中で「感性」を捉えているかの可視化を試みた。
・音楽の授業における「音楽的対話」
音楽の授業では、言語的行為と非言語的行為が混在する。授業を参与観察することによって、音楽表現行為における「暗黙知」から「形式知」の変換について検討する。
・音楽療法のセッションにおける「音楽的対話」
ノードフロビンズの音楽療法に代表される、創造的音楽療法の個人セッションの構造を用いて実践を行い、「暗黙知」から「形式知」の変換について検討する
・グループにおける「音楽的対話」
グループダイナミクスの変容について分析する
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Research Products
(6 results)
