2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20530865
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
何森 仁 Kanagawa University, 工学部, 教授 (20409923)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三宅 なほみ 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00174144)
上垣 渉 三重大学, 教育学部, 教授 (70252327)
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Keywords | 教育学 / 数学教育 / 教具・教材 |
Research Abstract |
今年度は「能動的数学理解を促進する教材・教具の開発」のテーマで、特に「微分積分の指導とその教具開発」と「確率の指導とその教具開発及び変形サイコロの確率」の研究を行った。 「微分の指導とその教具開発」では、昨年度以上に「直線傾き計測具(セッセンサー)」を高校・大学の先生50人以上に実際に授業で使用してもらってその研究成果を集約している。数学教育の研究会や、数学教育雑誌に使用した先生方の研究発表が行われるようになっている。 また、微分積分の指導に関連して、2変数関数の立体模型の作製も進め、意匠登録(意願2009-025033)、「曲面形状の模型」として特許出願(特願2010-25937)をした。 「確率の指導とその教具開発」では、これも昨年度以上に、「変形サイコロ(サイドタ)」を高校・大学の先生80人以上に実際に授業で使用してもらってその研究成果を集約している。生徒の確率への理解が変わったとの報告もきている。 また、多数の「変形サイコロの確率」を研究する必要が出たため「サイコロ振り装置」(特願2009-292053)を製作し多種の変形サイコロの確率の実験を試みている。 現在、上記の研究を進めながら、具体的指導方法のカリキュラムを作る作業を進めている。
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