2009 Fiscal Year Annual Research Report
英文構造理解のための3つのアプローチによるライティング教材の研究開発
Project/Area Number |
20530866
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
登美 博之 Kanazawa Institute of Technology, 基礎教育部, 准教授 (50172177)
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Keywords | 教育工学 / 教材開発 / 英語 / 文構造 / ライティング |
Research Abstract |
3年間にわたる「英文構造理解のための3つのアプローチによるライティング教材の研究開発」の2年目として、応用編・日常英語の問題作成(設問数12章×15題=180題)とその教材プログラミングを、平成21年度の1年間に行った。 研究代表者は、平成21年4月から6月末までの間に、英検2級の過去数回にわたって出題された問題を収集し、教材作成のための基礎資料を集めた。8月から9月末までの夏季休暇期間中に、この基礎資料を基にして、教材(応用編・日常英語)の原稿を作成した。応用編では、基礎編と異なり、教材として用いられる英文の長さのやや長い、内容の面でも難易度の面でも水準がやや高くなるような問題を作成した。問題形式としては、「文法事項型」を採らずに、文法事項が混合した形式を採った。「変形生成文法の理論」を参考にして、「語句の拡張方式」の教材と「語句の乱数的変化方式」の教材の両方を組み合わせた問題提示方式の教材を作成した。作成の際には、注意を要する文法事項には説明を加え、難しい単語や語句には注釈を施して、学習者が理解し易いように工夫をした。また、演習に用いられる英作文問題が工科系の学生にとって興味や関心が持てるものになるように留意した。さらに、問題ごとに数回、正解の英文そのものをタイピングさせることにより、「英文を覚えること」を学習者に行わせるようにした。10月にはアルバイト学生との打ち合わせを行い、11月初めから約2か月間にわたり、アルバイト学生を使って、教材のプログラミングおよび音声ソフトによる問題の正解英文の音声吹込みを行った。1月および2月に、プログラミングされた教材の点検を行い、平成21年度の予定の作業を終えた。なお、研究最終年度末に、この教材を冊子として印刷する予定である。
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