2008 Fiscal Year Annual Research Report
プライミング効果の最適化に基づくLD児の読字書字支援に関する生理心理学的研究
Project/Area Number |
20530883
|
Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
小池 敏英 Tokyo Gakugei University, 教育学部, 教授 (60251568)
|
Keywords | 学習障害児 / 読字障害 / プライミング / 書字障害 / ワーキングメモリ |
Research Abstract |
読字書字困難を示すLD児のワーキングメモリの特性として、音韻ループが弱いタイプ、視空間スケッチパッドが弱いタイプ、両者が弱いタイプがある。ワーキングメモリのサブシステムを学習課題に先立って活性化させることで、学習効果が上がる。 平成20年度では、単語の読み課題と書字課題について、ワーキングメモリのタイプに対応した形で、プライミング条件を設定する呈示ソフトの開発を行った。単語の読みは、小学校の国語教科書から選択し、教材作成の基礎資料とした。プライミング刺激としては、聴覚呈示条件、視覚呈示条件、視・聴覚呈示条件の3条件を設定した。これらの条件について、健常児での反応時間データを収集解析した。 プライミング条件の設定後、健常児、LD児を対象として、NIRS法により測定を行うために、NIRS法測定データ解析ソフトの開発を行い、成人にて検討を行った。
|
Research Products
(3 results)