| Research Abstract |
平成20年度は,ポリマー解重合に関する数学的研究の結果を基に,モデルの提及びその数値的解析手法の開発を目標としてバイオ燃料生産など分解,合成のバイオプロセスについての調査を実施することを目標とした。またモデリング,モデル解析,シミュレーション,データ解析,研究等調査以外の研究過程にも着手することも目標とした。
調査結果を基に,分解,合成のバイオプロセスモデルを提案し,その数値的な解析手法を開発し,数値シミュレーションを行なうことも目標とした。更に,シミュレーションの結果を検証し,検証結果をモモデリングにフィードバックするという一連の作業を実施することを目標とした。平成20年度には,水域の自然浄化に関する研究も実施することを目標とした。水質に関する生物的,化学的,物理的要因に関する調査を実施することを目標とした。また調査結果に基づき水質に関するバイオプロセスモデルを提案し,その数値的な解析手法を開発し,数値シミュレーションを行なうことを目標とした。またその結果に基づく数値シミュレーションを実施し,その結果を検証し,検証結果をモデリングにフィードバックすることを目標とした。平成20年度には,論文の執筆や研究集会発表など成果発表の準備も進めることも目標とした。
微生物によるポリマーの解重合プロセスはexogenousタイプとendogenousタイプの2つのタイプに分けられる。
Exogenousタイプの解重合プロセスでは,ポリマー分子は末端からのモノマーユニットの解離により低分子化する。
Endogenousタイプの解重合プロセスでは,分子は任意の位置で切断される。平成20年度はExogenousタイプあるいはEndogenousタイプの解重合プロセスに関する数学モデルと,モデルに基づくシミュレーション,生分解性の分子量および時間依存性に関する考察を行い,その結果を論文や研究集会において発表した。
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