Research Abstract |
微生物によるポリマー解重合プロセスはexogenousタイプとendogenousタイプの二つのタイプに分けられる。平成22度は,引き続き本研究の主要なテーマであるexogenousタイプあるいはendogenousタイプの解重合プロセスに関する数学モデルと,モデルに基づくシミュレーション,生分解性の分子量および時間依存性に関する研究を行い,その結果を論文や研究集会において発表することを目標とした。また,ポリマー解重合に関する数学的研究の結果を基に,バイオ燃料生産など分解,合成のバイオプロセスに関し,モデルを提案し,数値的解析手法を開発するための調査を実施することも目標とした。更に,調査結果を基に,分解,合成のバイオプロセスモデルを提案し,その数値的な解析手法を開発し,数値シミュレーションを行なうことも目標とした。更に,シミュレーションの結果を検証し,検証結果をモモデリングにフィードバックするという一連の作業を実施することも目標とした。また,水域の自然浄化に関する研究も実施することも目標とした。水質に関する生物的,化学的,物理的要因に関する調査を実施し,調査結果に基づき水質に関するバイオプロセスモデルを提案し,その数値的な解析手法を開発し,数値シミュレーションを行なうことを目標とした。また平成23年度には,引き続き,鳥インフルエンザに関する研究も行った。養鶏場運用のプロセスを考慮に入れたモデルに基づく解析を行うことにより,養鶏場における鳥インフルエンザ蔓延への対策を提案することを目標とした。養鶏場内で発生する鳥インフルエンザに関するモデルに基づき鳥インフルエンザの蔓延を抑制する対策に関する結果を導いた。微生物によるポリマー解重合プロセスに関する研究の結果が論文として刊行され,研究集会で発表された。鳥インフルエンザに関する研究の結果も論文として刊行され,研究集会で発表された。
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