Research Abstract |
微生物によるポリマー解重合プロセスはexogenousタイプとendogenousタイプに分けちれる。Exogenousタイプの解重合プロセスでは,ポリマー分子は末端からのモノマーユニットの解離により低分子化する。 Endogenousタイプの解重合プロセスでは,ポリマー分子は末端に限らず,任意の位置で切断されることにより高分子が減少し,低分子が増加する。平成23年度は,平成22年度に引き続きExogenousタイプあるいはendogenousタイプの解重合プロセスに関する数学モデルと,モデルに墓づくシミュレーション、,生分解姓の分事量および時間依存性を追究し,その結果を論文や研究集会において発表することを目標とした。また,ポリマー解重合に関する数学的研究の結果を基に,バイオ燃料生産など分解,合成のバイオプロセスに関する数値的解析手法を開発するための調査を実施することも目標とした。更に,調査結果を基に,分解,合成のバイオプロセスモデルを提案し,その数値的な解析手法を開発し,数値シミュレーションを行なうことも目標とした。平成23年度には,水域の自然浄化に関する研究も実施することも目標とした。水質に関する生物的,化学的,物理的要因に関する調査を実施し,調査結果に基づき水質に関するバイオプロセスモデルを提案し,その数値的な解析手法を開発し,数値シミュレーションを行なうことを目標とした。また平成23年度には,平成22年度に引き続き,鳥インフルエンザに関する研究も行い,養鶏場運用のプロセスを考慮に入れたモデルに基づく解析及び数値シミュレーションを行うことにより,養鶏場に発生する鳥インフルエンザへの対策を提案することを目標とした。平成23年度は特に,exogenousタイプ解重合プロセスに関する結果を示した。また養鶏場に発生する鳥インフルエンザに関しては空間的要因を考慮した結果を示した。
|