2008 Fiscal Year Annual Research Report
非可換力学系の関数解析的基礎研究および位相力学系と作用素論との交流理論の研究
Project/Area Number |
20540192
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
長 宗雄 Kanagawa University, 工学部, 教授 (10091620)
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Keywords | Hilbert space / linear operator / elementary operator / Bishop's property / composition operator / operator equation / spectrum |
Research Abstract |
「非可換力学系の関数解析的基礎研究および位相力学系と作用素論との交流理論の研究」のテーマで研究を行った。位相力学系と作用素論との交流理論の研究の一環として10月にロンドン在住のB. P. Duggal名誉教授およびメキシコ・プエブラからS. Djordjevic教授に来日いただき、共同研究を行った。その結果、「On an elementary operator with w-hyponormal operator entries」との題名で共同論文を作成することができた。また、3月にS. Djordjevic教授を訪問し、さらに共同研究を進め「Bishop's property(β)and an elementary operator」の題名で論文を作成した。それぞれ、雑誌に投稿するべく作業を進めている。また、2008年4月から2009年3月の間発表した論文は4編である。このうち3編は研究発表に記載した。もう一編は「On operator equation AB=zBA」の題名でSci. Mat. Japonより発表した。口頭での研究発表は2回行った。最初は韓国・ソウル大学で開催された国際研究集会において「p-Hyponormal of weighted composition operators」の題名のものであり、他は10月31日、京都大学数理解析研究所での「p-Hyponormal作用素の構造定理について」である。8月19〜21日間にソウル大学で開催された国際研究集会に山本宗宏、荒木不二洋、富山淳の3名に参加いただき、それぞれ研究発表を行った。また、12月には研究協力者の東京都立大学名誉教授の富山淳がソウル大学を訪問しKye教授と共同研究を行った。新潟大学教育学部・古谷正教授とは密に連絡をとり、上記のテーマで共同研究を進め、これまで、2編の論文としてまとめるべく作業を進めている。
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Research Products
(5 results)