2008 Fiscal Year Annual Research Report
データ収集ミドルウエアのためのWEB技術の研究開発
Project/Area Number |
20540304
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Research Institution | High Energy Accelerator Research Organization |
Principal Investigator |
安 芳次 High Energy Accelerator Research Organization, 素粒子原子核研究所, 主任技師 (00391730)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仲吉 一男 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 技師 (80391746)
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Keywords | ミドルウエア / データ収集 / XML / WEB / HTML / HTTP / Apache / J-PARC |
Research Abstract |
本研究構想に基づいて研究開発されているDAQミドルウエアは、2つの柱から成る。1つはRTミドルウエアを利用したデータ収集コンポーネント群をまとめるフレームワークで、もう1つはデータ収集コンポーネントを運用するフレームワークである。本研究は、データ収集コンポーネントを運用するフレームワーク研究開発の一環として、WEB技術を使ったデータ収集ミドルウエアのための運用システムのモデルを研究し、実験用オペレータGUIを例に、GUIの枠組みを開発することによって、データ収集コンポーネントを運用するフレームワークを明らかにするものである。 検出器からのデータを収集・モニターするサブシステムであるデータ収集サーバ(DAQサーバ)や、ビームラインや電源や温度などの機器を制御するサブシステムである制御サーバをマネージするためのWEB技術として、Apacheと呼ばれるWEBサーバを利用したシステムを試作した。この運用システムは、これらのサーバにアクセスする通信技術にHTTPプロトコル(文献1)を利用した。HTTPプロトコルはWEB技術の通信プロトコルである。ユーザインターフェース(UI)はInternet-ExplorerやMozillaなどのWEBブラウザを利用する。WEBブラウザは複数のUIからのリクエストを管理するWEBマネージャを介して、データベースを利用し運用ポリシーに沿って、制御サーバやDAQサーバなどにアクセスする。HTTPプロトコルで処理されるメッセージはXMLやHTMLである。さらに、Ajax技術の利用で、効率の良いWEBマネージャを実現させることが可能となった。 平成20年度は実験用オペレータGUIの事例研究の1つとして、J-PARC/MLFの実験に用いるGUIを開発し、実験に使用した。
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Research Products
(4 results)