2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20550141
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
西本 右子 神奈川大学, 理学部, 教授 (70241114)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
津越 敬寿 独立行政法人産業技術総合研究所, 計測標準研究部門, 主任研究員 (20277271)
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Keywords | 分析化学 / 環境分析 / VOC吸脱着特性 / エコマテリアル / 迅速評価法 / 環境影響 |
Research Abstract |
本研究の目的は、循環型社会を意識した廃材の利用による多孔質炭素材料をVOC及びにおい物質の吸着剤に利用するための迅速評価法を確立する。研究成果を国内外の学会で発表するほか、論文発表を行い、さらに各種講演会で講演して、確立した評価法の普及を図ることである。平成22年度はこれまでに確立した方法を改良し、消臭効果を有するとされる処理(紫外線照射、機能水処理など)の影響を検討すること。目的物質と使用条件に応じた調製法を整理すること及び引き続き国内外での学会発表を積極的に行うことを目標として実施した。 分析化学に掲載された論文2報、国際学会4件を含む学会報告19件に加えて、著書2冊、総説3報、解説1報を出すことができた。また津越はこのほかに招待講演4件を行っている。この数は予想を上回る。本研究の目的は評価法の確立に加えて、評価法の普及に重点を置いている。その意味では3年目の研究成果は充分達成できたといえよう。また消臭効果を有するとされる処理の影響に関しても、岡崎の自然科学研究機構の基礎生物学研究所生物機能解析センター光学解析室における共同実験を開始した。成果を発表するには至っていないが、有意な差異が観測され、次年度に継続も決定していることから、最終年度において成果が必ず出せるものと考えている。また講演も前年度に引き続き同様なペースで実施している。
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Research Products
(22 results)