2008 Fiscal Year Annual Research Report
熱的環境下でのマルチフェロイクス材料からなる知的複合材料の解析的手法の構築
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20560082
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| Research Institution | Osaka Prefecture University |
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Principal Investigator |
大多尾 義弘 Osaka Prefecture University, 工学研究科, 教授 (10275274)
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| Keywords | 材料力学 / 熱応力 / マルチフェロイクス材料 / 知的複合材料 / 理論解析 |
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| Research Abstract |
1.傾斜機能圧電材料の解析
解析モデルとして,傾斜機能圧電中空円筒の一次元非定常圧電熱弾性問題を、(1)不均質特性が半径方向にべき乗関数で与えられた場合、(2)均質な圧電材料が段階的に積層された場合について、厳密解を導出し,数値計算により不均質パラメータが温度,変位、熱応力、電位に及ぼす影響を調べた。
2.圧電材料からなる知的複合材料の解析
解析モデルとして,非一様加熱を受ける等方性構造材料と圧電材料からなる三層積層片持はりの非定常圧電熱弾性問題をビーム理論を用いて解析解を導出し,数値計算を行った。
3.圧電材料と磁歪材料が積層された積層中空円筒・積層円筒パネルの解析
圧電材料および磁歪材料をともに,統一的に線形圧電磁熱弾性体(Linear Magneto-electro-thermoelasic Material)と考え,熱弾性場,電場および磁場の連成を考慮して,円筒座標系について定式化を行った。積層中空円筒については内外表面から一様温度により加熱される場合を、積層円筒パネルについては円周方向に非一様に加熱される場合を想定し、厳密解を導出した。
4.傾斜機能帯板の非定常圧電熱磁弾性解析
厚さ方向に不均質特性を有する線形圧電磁熱弾性体からなる帯板が単純支持され、幅方向に非一様に加熱される場合の非定常圧電熱磁弾性問題の検討を行った。
以上の1,2の成果については口頭発表および論文掲載済みである。
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