2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20560088
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
横田 理 Nihon University, 工学部, 教授 (70120582)
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Keywords | 試験装置 / 非破壊検査 / 粘弾性特性 / 軟らかさ / 硬度 / 表面テクスチャー / 加工食品 |
Research Abstract |
加工食品,生鮮食品などの柔らかさと粘弾性の力学的特性を考えると,それらの被測定物の柔軟性と粘弾性を測定できる装置の開発が必要と考える.本研究では,空気噴流を用いてゼリー,寒天等の加工食品,生鮮食品を対象にした被測定物の表面テクスチャーを測定できる非接触式の試験法を提案し、その試験装置の開発を試みている.そこで,被測定物のくぼみの直径と深さを測定して柔らかさを求める方法,およびくぼみ深さによる時間計時による粘弾性特性を調べる方法の二つの測定方法を提案する.これらの測定方法を立案し、装置を設計し,それらに基づいた試験装置を製作し,柔軟物の測定を行っている.現在のところ,いずれの測定方法も柔らかい被測定物の測定評価が可能であり,またそれらの性能および特長を確認しつつあるので中間報告する. 現在までに得られている結果を要約すると次のようになる. 圧縮空気を吹付けてくぼみを発生させ,そのときの空気圧,くぼみの直径と深さを計測する方法で絹豆腐、木綿豆腐、刺身などの柔らかさを測定し、定量化することができる.また,圧縮空気を被測定物に瞬時に負荷・除荷させて,くぼみ深さの時間的変化を計測することにより粘弾性特性が調べられ,広い範囲の生体部位や生鮮食品に適用できる。本装置の特徴として,圧縮空気を利用しているので、被測定物に対する破損や感染の面で高い安全性を持つ.
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Research Products
(6 results)