2009 Fiscal Year Annual Research Report
超硬質材料を対象とした高能率・高精度みがき加工に関する研究
Project/Area Number |
20560117
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
加藤 秀治 Kanazawa Institute of Technology, 工学部, 教授 (90278101)
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Keywords | 超硬合金 / 高速摺動 / ポリベンズイミダゾール / 金型 / 磨き加工 |
Research Abstract |
最先端技術を支えるガラスレンズ金型などの部品製造においては超硬質材料が使用される場合が多く、磨き加工においても材料の有する難加工特性が問題視されている。本研究においては、このため微細摩耗粉生成現象を有するポリベンズイミダゾール材を工具として用いることにより、超硬合金材料を対象とした高能率・高精度みがき加工の構築を試みる。前年度までにポリベンズイミダゾール(PBI)材料と超硬合金材料を17m/s付近の条件で高速摺動させることにより、超硬材料が短時間(約60秒)で仕上げられることを明らかとしている。また、加工前後のポリベンズイミダゾール材料を対象とし、フーリエ変換赤外分光法(FT-IR-ATR)を用いたPBI材料の微視的構造の観察結果より、微細摩耗粉によるみがきメカニズムが働いていることを明らかとしてきた。本年度は、昨年度明らかとした摺動速度,面圧力などの条件を考慮し、バインダレス超硬合金を対象としたみがき能率の把握と加工面性状の観察を行った結果、60s程度の短時間で平滑な面が形成されることを明らかとしている。また、摺動速度,面圧力がそれぞれ20.0m/s,6.4MPa付近が適切であることを明らかとした。また、自由曲面磨き用の工具設計を実施し、工具形状の成形と呼び実験までを完了した。
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Research Products
(1 results)