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2008 Fiscal Year Annual Research Report

単一マイクロバブルの長寿命化の研究

Research Project

Project/Area Number 20560133
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

高橋 智  Okayama University, 大学院・自然科学研究科, 准教授 (20236277)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 出口 真次  東北大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (30379713)
Keywordsマイクロバブル / 沸勝 / 拡散現象 / 単一気泡 / 長寿命化 / レーザ / ファイバ / 顕微鏡
Research Abstract

本年度は,単一マイクロバブル発生条件の調査,及び単一気泡の拡散現象について実験を行った.得られた知見は以下のとおりである.
テーマ[1]単一気泡発生方法の確立
購入した顕微鏡下で,気泡観察が可能な容器を製作した.次にレーザ照射による気泡発生条件を明らかにするために,レーザの最小スポット径,レーザ強度などを変えて実験を行った.その結果照射物体がレーザスポット径程度であるならば,最小レーザ強度はどのレーザスポット径でもほぼ同じであることがわかった.これはレーザ照射によって照射物体表面が上昇し,その結果表面で液体が沸騰することによって気泡が作られることが原因として考えられ,物体中の熱伝導も気泡発生に大きく影響することが推測される.また気泡が発生する最小レーザ強度付近では,照射物体表面性状はほとんど変化しなかった.
テーマ[2]気泡表面の気体拡散現象
顕微鏡下で溶存気体量を調整した液体中で,単一気泡の拡散による径変化を連続して撮影し解析した結果,気泡の径変化はほぼ理論解析結果と同じであることがわかった.顕微鏡下で小さな試料容器を用いて実験を行うことから,顕微鏡光源による熱の影響や実験中の溶存気体量の変化を受けやすく,測定結果のばらつきに大きく影響することもわかった.また水,油中の気泡の拡散による径変化を比較した結果,溶液による気泡の径変化の違いはあまりないことがわかった.この点については,実験中の温度管理について再度検討を行い,測定結果のばらつきを抑えた上で再評価する.

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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