2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20560139
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Research Institution | Toyota Technological Institute |
Principal Investigator |
東 正毅 Toyota Technological Institute, 工学部, 教授 (70189752)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 正和 豊田工業大学, 工学部, 准教授 (40409652)
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Keywords | 三角形メッシュ / 平滑化 / ラプラシアン / 細分割曲面 / 境界条件 / 意匠設計 |
Research Abstract |
本研究の目的は,三角形メッシュによる曲面表現法を確立し,これを意匠形状や機械部品などの設計で利用するための手法を開発することである.具体的には,以下に述べる研究課題を解決し,新たな手法を開発する. 1.測定データからの高品質曲面としての平滑化(セグメンテーションと平滑化法) 2.三角形メッシュでの任意稜線に対する接続性の制御と境界条件の設定 3.セグメンテーションされた領域への曲面式の当てはめと境界線の表現 4.意匠曲面のパラメトリック設計への三角形メッシュ表現の適用 本年度は,このうち1と2について研究を行った.測定データの平滑化では,2階ラプラシアンによる平滑度係数を用いて抽出された特徴点からグラフを作成し,短い稜線,ひげ状やループ状の稜線などを取り除き,さらに,途切れた部分を補完することで,ノイズを除去したシャープフィーチャを抽出し,これらを重み付けして異方性平滑化を行うことで,誤差が大きい場合にも滑らかな曲面を得ることができた. 任意稜線や境界線での接続制御では,稜線の反対側に延長メッシュを考えて,新たな極限点位置や細分割ルールを導いた.これにより,パラメータによりシャープフィーチャでの接平面方向が制御できるようになり,曲率変化が滑らかな曲面が得ることができた.
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