2008 Fiscal Year Annual Research Report
3次元タービン内部流れにおける非定常効果発現機構の解明と効率制御手法への展開
Project/Area Number |
20560145
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
船崎 健一 Iwate University, 工学部, 教授 (00219081)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 和豊 岩手大学, 工学部, 助教 (00344622)
谷口 英夫 岩手大学, 工学部, 助教 (50292173)
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Keywords | ターボ機械 / 非定常流 / 回転試験機 / タービン / CFD |
Research Abstract |
CO_2の大量放出による地球温暖化, 化石燃料の枯渇危機に伴い, 動力システムの根幹をなすターボ機械の一層の高効率化が従来になく強く求められており, 新たな発想での取り組みが必要となっている. 合同の研究では. 「非定常効果」によりターボ機械の高効率化, 高負荷化を実現させるための基礎データを, タービン回転試験機及び詳細な3次元非定常流れ場解析を通じて蓄積するとともに, 「非定常効果」発現に係る機構を解明し, それを実際の効率向上に繋げるための制御技術を試作・試行し、実験及び数値シミュレーションの両面からその可能性を調査する. 平成20年度では、非定常空力試験のためのタービン回転試験装置の大幅改修を実施した。具体的改修内容及び関連する試験の準備内容は下記の通りである。 (1)様々な非定常空力試験及び可視化試験等が実施できるように, 岩手大学に既設のタービン単段回転試験機を改修する. ・静翼、動翼及びディスクの新規製作 ・各種プローブのアクセスの確保 ・非定常プローブ設置及びトラバースのための台座設置 (2) 計測装置の設計・製作 (1) 非定常圧力プローブの試作(全圧タイプ, 傾斜面を有する3次元計測タイプ) (2) 傾斜型熱線プローブの較正 (3) 大規模数値シミュレーションにむけてのコード改修 (4) 計算モデル構築 (3) キャビティ等漏れ流れを模擬することが可能な計算モデル
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Research Products
(2 results)