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2010 Fiscal Year Annual Research Report

安全確認型の燃焼診断手法によるマルチマイクロフレームのスマートコントロール

Research Project

Project/Area Number 20560181
Research InstitutionNagaoka University of Technology

Principal Investigator

門脇 敏  長岡技術科学大学, 技術経営研究科, 教授 (20185888)

Keywords熱工学 / 燃焼診断 / 多重微小火炎 / 安全確認型 / 知的制御
Research Abstract

近年,二酸化炭素の排出が地球温暖化の観点から大きな問題となっている.二酸化炭素排出を抑制した社会,つまり低炭素社会の構築には,メタンや水素などの希薄燃焼を積極的に活用する必要がある.メタンや水素などの希薄燃焼では,火炎は不安定に成り易いことが知られている.それゆえ,メタンなどの火炎を安全に取り扱うためには,火炎不安定挙動のメカニズムを知り,それらを安全にかつスマートにコントロールする必要がある.メタンなどを燃料とするマルチマイクロフレームは,フラットフレームと比較して,燃焼範囲が広く,火炎が安定である.これらの火炎を,カオス時系列解析をベースとする燃焼診断手法を用いてコントロールすることは,非常に有用である.しかしながら,従来の手法は危険検出型であるので,必ずしも安全を確保することはできない.そこで,安全確認型の燃焼診断手法を開発し,それをフラットフレームやマルチマイクロフレームに適用する.そして,それらのフレームの特性を診断し,スマートコントロールする術を構築することが重要である.
本研究では,フラットバーナーとマルチマイクロバーナー上に火炎を形成させて実験を行い,両フレームの特性を調べる.そして,安全確認型の燃焼診断手法を適用し,スマートコントロールする術を明らかにする.フラットフレームやマルチマイクロフレームからの発光をフォトダイオードで受光し,その信号の波形はデータ収集装置を介して計算機に取り込む.パワースペクトルとアトラクターから,火炎の不安定挙動の特性を解析する.今年度は,フラットフレームとマルチマイクロフレームを用いて実験を遂行した.そして,発光強度の時系列,ゆらぎの強さ,ゆらぎのパワースペクトル,三次元空間に再構築したアトラクターを求め,両フレームの違いを考察した.加えて,安全を確保しながら燃焼させるための適切な条件を確定した.

  • Research Products

    (2 results)

All 2011 2010

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] Intrinsic instability of premixed flames at sufficiently low activation energy2010

    • Author(s)
      Kaewpradap, A., Kadowaki, S.
    • Journal Title

      Aerospace Technology Japan

      Volume: 8 Pages: 15-21

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] フラットバーナー上に形成されるセル状火炎:CH-PLIFによる計測2011

    • Author(s)
      國吉, 門脇
    • Organizer
      日本機械学会北陸信越支部第48期総会・講演会
    • Place of Presentation
      長野県上田市
    • Year and Date
      2011-03-05

URL: 

Published: 2012-07-19  

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