2008 Fiscal Year Annual Research Report
時空間を考慮した自然エネルギー利用のための電力システム構想
Project/Area Number |
20560274
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
石亀 篤司 Osaka Prefecture University, 工学研究科, 准教授 (60212867)
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Keywords | 自然エネルギー型分散電源 / 電力システム構想 / 次世代エネルギーシステム / 独立成分分析 / インテリジェント制御技術 / メタヒューリスティクス / Particle Swarm Optimization / インテリジェント計測技術 |
Research Abstract |
本研究は、新しい電力システム構想の提案とその解析・制御・評価技術についての基礎研究を行うことを目的としており、本年度は主として、分散電源の特性解析およびそのモデル化と、分散電源連系システムの特性解析の高度化について検討を行った。 まず、分散電源のモデル化として、太陽光発電は日射量に、風力発電は風速の3乗に比例するモデルを採用し検討を行った。これらのモデルには、日射量と風速の予測精度が非常に重要となるため、その予測手法の開発と予測精度について更に検討を加えることが必要である。 次に、システム特性解析の高度化として、限られた計測点で電力潮流を観測し、時空間解析することで系統に存在する分散電源の出力を推定する方法を提案した。提案法では、観測波形を時間周波数領域に展開する独立成分分析(ICA)とウェーブレット変換、高速フーリエ変換を適用している。ICAの電力分野への適用は類を見ないものであり、その発展が期待される。さらに、メタヒューリスティクスに基づく最適化手法の高度化においても、自然界の摂理を組み込んだ新たなアルゴリズムの提案による性能の向上などで成果を上げている。分散電源の大量導入を促進する新しい電力システム構想の提案は、緊急を要する課題であり、これらを発展させて更なる検討が必要とされ、今後も継続して鋭意研究を進めていきたい。 これらの研究成果は、IEEE国際会議、電気学会講演会において研究発表を行った。
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Research Products
(2 results)