2009 Fiscal Year Annual Research Report
分散電源の瞬低耐性の精密評価および電源品質向上機能の研究
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20560284
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Research Institution | Osaka Electro-Communication University |
Principal Investigator |
伊與田 功 Osaka Electro-Communication University, 工学部・電気電子工学科, 教授 (80413798)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
重井 宣行 大阪府立工業高等専門学校, 総合工学システム学科・電子情報コース, 准教授 (90259896)
早川 潔 大阪府立工業高等専門学校, 総合工学システム学科・電子情報コース, 准教授 (20325575)
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Keywords | 電力系統工学 / パワーエレクトロニクス / 瞬時電圧低下 / 分散電源 / 位相跳躍 / インバータ |
Research Abstract |
瞬時電圧低下(瞬低)問題は先進国共通の問題であり,今後大量に系統連系される太陽光発電インバータが瞬低で一斉に停止した場合大きな影響が予想される.平成19年度に完了した科研費研究で,瞬低によりインバータが停止する原因は制御回路の誤動作や過電流過電圧というようなインバータ装置自体に起因するものだけでなく,単独運転防止という系統保護のためであることが多いことを明らかにしている. しかし同研究で用いた瞬低電圧発生方式では,実際の系統の瞬低波形のような複雑な波形は再現できないという問題があった.この問題を解決するため,系統電圧を模擬した信号発生回路と線形電力アンプで3相200V系統の瞬低波形を精密に再現する装置を開発し実験をすることが本研究の目的である. 平成20年度は線形電力アンプ2台を導入しその特性を評価した.また,実測データを用いた瞬低波形をリアルタイムで出力できるプログラムをPC上に試作した. 平成21年度は多機能安定化電源をもう1台加えて3相電源を構成し,3相瞬低発生模擬電源を完成させた.この装置に太陽光発電系統連系模擬装置のインバータを接続して実験したところ,定常状態でインバータが停止する現象が発生したので原因を解明し,原因であったPCの割り込み処理による位相シフトをPCのクロックタイマで解決し電気学会で発表した.また,実測瞬低データによる実験も実施し,系統インピーダンスなどの影響を分析しパワーエレクトロニクス学会で発表した.
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[Presentation] 瞬低電圧発生装置の改善2009
Author(s)
阿部良岐, 伊与田功, 早川潔, 重井宣行, 河野佑介, 伊瀬敏史
Organizer
平成21年電気関係学会関西支部連合大会
Place of Presentation
大阪大学
Year and Date
2009-11-07
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