2009 Fiscal Year Annual Research Report
次世代モバイル通信超広帯域デバイスの開発と実用化における電磁環境評価
Project/Area Number |
20560339
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
穴田 哲夫 Kanagawa University, 工学部, 教授 (20260987)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
陳 春平 神奈川大学, 工学部, 助教 (20440266)
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Keywords | マイクロ波 / 電磁界測定 / 電流プローブ / 電界プローブ / 平面回路 / UWBフィルタ |
Research Abstract |
マイクロ波帯における高周波デバイスの開発と周囲への電磁環境を測定・評価する手法を確立した。電磁環境統合設計のためには、超広帯域電磁波回路の回路内部・外部の電磁界分布を自動測定する装置が完成しつつある。自作のFDTDプログラムで計算した平面回路内部の電磁界分布を評価するためにマイクロコンピュータ制御による自動測定装置を試作し、電磁場の周波数特性が回路設計に有用であることを示すことができた。本自動測定装置の基本的構成は微小プローブ、精密XY軸直動ステージ・コントローラ、ネットワークアナライザからなる装置を完成。回路の微細化・高周波化及び電磁波の迷結合などの複雑系システムの開発において、入出力周波数特性のみならず、回路内部の電磁界分布の視覚的観測を実現し、外部回路との結合問題や特性解析の評価、動作メカニズム、回路の調整、新しい概念の回路の開発にも大変有意義である。研究成果は,IEEEのEMC関連の国際会議,および電子情報通信学会に研究成果の一部を報告した(論文誌vol.J92-C NO.12 DEC.2009)。今年度はUWBフィルタの帯域外の減衰特性の改善及びフィルタの電磁場の定量的測定及び高周波化を目指す。
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Research Products
(4 results)